施設のご案内
院内案内図 FLOOR MAP
診療設備 MEDICAL EQUIPMENT
- レントゲン
- コンピューテッドラジオグラフィー(デジタルX線画像解析装置)
- 超音波診断装置
- ICU装置
- 血液分析装置(生化学測定器、血球計算器、免疫測定器、電解質測定器、犬用CRP検査器、血液凝固)
- 麻酔装置(キメラ装置)
- 自動心電計・手術モニター
- 内視鏡装置
- 歯科用ユニット(AirVetsDC51)
- 炭酸ガスレーザー手術装置
- 移動型外科用X線テレビ装置(Cアーム)
- トノベット手持眼圧計
- 温凝固メス(ERBE社製)
- 超音波手術機
光線温熱療法について PHT
- 光線温熱療法とは?
- 現在の腫瘍に対する治療法としては、外科手術、化学療法(抗がん剤)、放射線治療が大きな3本柱となっています。
「高専温熱療法」はガン細胞の生存可能音頭の上限(42℃程度)と正常細胞の上限温度(45℃程度)の差を利用してガン細胞のみを壊死させるハイパーサーミアと、光に反応する薬剤(光増感剤)に、ある一定の波長の光を照射することにより発注する活性酵素を用いてガン細胞を壊死させるPDTを複合的に応用した治療法です。
副作用がほとんどなく、身体的侵襲も少ないため、選択的に処方できる有益な方法として注目されています。
PHTの実施方法
- 外科切除部位あるいは腫瘍組織部位にICG(光増感剤)を静脈注入(局所併用もあり)
- 冷却ゲルパックを患部に設置
- 光を局注部位に照射(20~30分間)
適応と思われる症例
線維肉腫、肥満細胞腫、メラノーマ、扁平上皮癌、乳腺腫瘍、鼻腔内腫瘍、肛門周囲腺腫など主に表在性のものに。
軟部組織肉腫
アメリカン・コッカー・スパニエル 10歳 雄
- 高齢で麻酔がかけられない場合でも、部位症状によっては実施可能です。
- この手技は、外科的に切除した後にマージン部に対し再発予防として実施していただくのがベストですが、切除しない場合でも腫瘍を休眠状態に追い込むことによりQOLの改善に繋がるケースが多く見受けられます。